平成30年度 山王病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 29 64 99 162 256 466 999 1049 348
平成30年度退院患者さんの人数を、10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院日時の満年齢となっています。
当院の入院患者さんは、平均年齢72.8歳となっております。60歳以上の患者さんの割合が全体の約82.3%、そのうち80歳以上の患者さんの割合は約40%となっており、ご高齢の患者さんの割合が多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100XX01XX0X 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし  124 2.04 2.67 0.00% 67.28
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 82 30.50 20.92 3.66% 86.33
100380XXXXXXXX 体液量減少症   60 18.28 9.12 1.67% 81.95
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 42 20.02 12.58 0.00% 84.21
060340XX03X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし 37 9.49 10.08 0.00% 79.05
内科では、様々な症例の診療にあたっています。大腸の良性腫瘍(大腸ポリープ)切除術目的の症例が最も多くなってっております。次いで誤嚥性肺炎が多く、平均齢は86歳を超えています。特に高齢の患者さんは重症化しやすい為、入院期間も30.5日と長くなっています。次いで体液量減少症(脱水症)の症例が多く、こちらも平均年齢81歳と高齢の患者さんが多くなっています。続いて、尿路感染症、内視鏡手術を行う胆管結石・胆のう炎の順となっております。
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 59 27.14 20.92 10.17% 85.24
040040XX9900XX 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 43 21.79 14.58 0.00% 75.86
030250XX991XXX 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 37 2.00 2.04 0.00% 58.30
040110XXXXX0XX 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 19 33.11 19.06 5.26% 82.00
0400801499X002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし A-DROP スコア2  18 16.11 15.17 0.00% 82.28
呼吸器科では、高齢者に多い誤嚥性肺炎の症例数が最も多くなっております。次いで、肺の悪性腫瘍の症例となっております。肺の悪性腫瘍はがんの部位別死亡率が最も多い疾患であり、当院でも多くの患者さんの診療を行っております。次いで、睡眠時無呼吸症候群の検査目的症例が多くなっております。当院では、耳鼻咽喉科、歯科と連携を取りながら治療に当たっています。
全体的に肺炎の症例が多く、平均年齢は83歳を超えており、特に高齢の患者さんは重症化しやすいため、入院期間も長くなっています。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 64 24.70 17.66 6.25% 82.27
050130XX9901XX 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり - - - - -
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし - - - - -
100380XXXXXXXX 体液量減少症 - - - - -
050130XX99020X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 副傷病なし - - - - -
循環器内科では、心不全が最も多い症例となっており、平均年齢も82歳と高齢の患者さんが多くなっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160X001XXXX 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 36 3.25 4.96 0.00% 66.31
060035XX0101XX 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり  13 15.54 30.09 0.00% 71.23
060330XX02XXXX 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 12 4.42 6.52 0.00% 64.25
060241XX97XXXX 痔核 手術あり - - - - -
060020XX02X10X 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 1あり 副傷病なし - - - - -
外科ではほとんどが手術目的の症例となっております。鼠径ヘルニアの手術例が最も多く、次いで結腸癌の手術症例、胆のう結石の手術症例となっております。外科では、低侵襲手術である腹腔鏡手術を取り入れており、患者さんの負担を出来るだけ小さくするように努めています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800XX01XXXX 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等    55 30.16 26.30 10.91% 79.82
160690XX99XX0X 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 49 29.29 19.61 6.12% 82.20
070343XX01X0XX 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 42 20.67 21.39 2.38% 72.17
160760XX97XXXX 前腕の骨折 手術あり 13 7.46 5.68 7.69% 70.54
070350XX97XXXX 椎間板変性、ヘルニア その他の手術あり  11 14.36 15.83 0.00% 51.64
整形外科で最も多いのは、股関節・大腿近位の骨折の手術症例となっております。次いで脊椎圧迫骨折(胸椎・腰椎)となっております。骨折の原因として高齢者の転倒によるものが多く、リハビリ治療を行うため、入院期間が長期になっています。その他に、手術を目的とした腰椎脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアが多く見られます。
血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180XX02XXXX 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等  51 2.37 2.85 0.00% 72.41
110280XX02X00X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 副傷病なし 19 6.58 8.75 0.00% 71.58
050170XX02000X 閉塞性動脈疾患 動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 16 18.12 16.52 0.00% 68.56
050210XX97000X 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1・3あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 14 16.57 11.01 0.00% 85.14
050170XX03000X 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 14 10.86 5.50 0.00% 74.50
血管外科では手術目的とした入院が殆どとなっております。中でも多いのは、下肢静脈瘤、深部静脈血栓の症例となっています。次いで、人工透析導入目的の内シャント手術症例となっております。3番目、5番目に多い症例が、下肢閉塞性動脈硬化症に対する手術症例となっております。その他に、ペースメーカー交換術・移植術症例も多くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110XX97XXX0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 255 2.00 2.84 0.00% 77.41
020220XX97XXX0 緑内障 手術あり 片眼 - - - - -
100070XX97X000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 85歳未満  - - - - -
020200XX9700XX 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - - - -
020200XX9710XX 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし - - - - -
眼科では、白内障手術症例が多くなっており、平均年齢も77歳となっております。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240XX99XXXX 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし  45 4.40 5.43 0.00% 39.47
030428XXXXXXXX 突発性難聴 28 7.86 9.02 0.00% 59.86
030350XXXXXXXX 慢性副鼻腔炎 27 5.37 7.04 0.00% 54.96
030440XX01XXXX 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術  26 3.31 8.29 0.00% 60.69
030320XXXXXXXX 鼻中隔弯曲症 21 5.24 6.63 0.00% 40.71
耳鼻咽喉科で最も多いのは、扁桃炎・扁桃周囲膿瘍症例で、次いで突発性難聴、慢性副鼻腔炎症例となっております。その他に、手術目的とした慢性中耳炎、鼻中隔弯曲症 症例も多くあります。診療科全体の症例の平均年齢は54歳ほどとなっており当院で、最も年齢層が低くなっております。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120260XX99XXXX 分娩の異常 手術なし 12 5.50 4.88 0.00% 32.92
120180XX99XXXX 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし   12 6.08 6.52 0.00% 30.75
120180XX01XXXX 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 - - - - -
120060XX01XXXX 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等  - - - - -
120165XX99XXXX 妊娠合併症等 手術なし    - - - - -
産婦人科で最も多いのは、遷延分娩、微弱陣痛などの症例である分娩の異常となっています。次いで、帝王切開手術を目的とした症例である胎児及び胎児付属物の異常となっています。入院患者数では妊娠関連の患者さんの割合が多くを占めております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080XX991X0X 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 副傷病なし      28 2.64 2.53 0.00% 69.71
110070XX02020X 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 副傷病なし 15 7.20 7.40 0.00% 76.87
110070XX0200XX 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 13 5.69 7.20 0.00% 75.46
11012XXX97XX0X 上部尿路疾患 その他の手術あり 副傷病なし 12 6.33 7.13 0.00% 77.08
11012XXX020X0X 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 副傷病なし 12 5.00 5.62 0.00% 71.58
泌尿器科では、手術目的とした前立腺がん、膀胱がん症例が多く見られます。膀胱がんについては、侵襲性の低い経尿道的手術を目的とした症例が多くあります。上部尿路疾患には尿管結石症が該当し、体外衝撃波やレーザーによる結石治療を行っています。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010XX02X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2 なし 15 3.13 6.23 0.00% 68.80
090010XX01X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし 10 10.40 10.59 0.00% 70.00
090010XX99X2XX 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり - - - - -
090020XX97XXXX 乳房の良性腫瘍 手術あり - - - - -
130100XXXXX4XX 播種性血管内凝固症候群 手術・処置等2 4あり  - - - - -
乳腺外科では、殆どが手術目的の乳がん症例となっています。乳がんは日本でも増加傾向にあり、女性が一番多くかかるがんとなっております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 28 - - - - - 1 8
大腸癌 16 - 11 15 - 18 1 8
乳癌 12 11 - - - 13 1 8
肺癌 - - - 15 - 48 1 8
肝癌 - 13 - - - 31 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大がんについて患者さんの数を、初発のUICC病期分類、および再発に分けて集計しています。「初発」とはがんの診断、初回治療を行った場合を指し、「再発」とは初回治療以後の継続治療を行った場合や再発・転移をした場合を指します。
UICC病期分類とは、国際対がん連合(UICC)によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つの要素のによって各がんを0期~Ⅳ期の5病期に分類するものです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 12 24.17 81.75
中等症 101 26.14 80.78
重症 45 25.24 80.62
超重症 23 29.65 81.78
不明 - - -
入院のきっかけとなった傷病名、及び最も医療資源を投入した傷病名が、肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(インフルエンザ等のウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎は除く)であって、市中肺炎の患者さんが対象となっています。
市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による肺炎重症度分類の定義に基づき、重症度を決定しています。重症度が高くなるほど平均在院日数が長くなり、平均年齢が高くなっております。
肺炎は当院で入院される患者さんで多い疾患となっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 51 36.35 82.08 10.94%
その他 13 63.15 79.54 3.13%
医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞の患者さんを対象として、発症から入院までの日数別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています。
発症して早期に入院される患者さんが多く、約1ヶ月の入院期間で治療とリハビリを行っています。また、平均年齢は82.1歳となっており、高齢者の方が多くなっております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 154 0.14 1.16 0.00% 67.62
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 36 10.75 9.58 0.00% 82.33
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 26 0.00 1.00 46.15% 71.58
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 21 0.00 5.00 0.00% 74.43
K654 内視鏡的消化管止血術 15 4.53 13.67 0.00% 80.13
内科で最も多い手術は、大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ・粘膜切除術となっています。次いで、総胆管結石等の胆道疾患に対する内視鏡的胆道ステント留置術、他院からの依頼による肝癌の放射線治療用金属マーカー留置術、早期胃癌に対する粘膜下層剥離術(ESD)となっています。内視鏡下で行う低侵襲治療を多く行っています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 11 40.64 38.91 18.18% 78.64
K610-3 内シャント設置術 - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K0482 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(上腕、大腿) - - - - -
腎臓内科では、人工透析患者さんのシャント閉塞等に対して実施する経皮的シャント拡張術・血栓除去術が多くなっております。手術は血管外科の医師によって施行されております。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 36 1.17 1.08 0.00% 66.31
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 15 1.00 2.53 0.00% 62.40
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 13 3.54 9.54 0.00% 69.62
K7182 虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) - - - - -
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) - - - - -
外科の手術で最も多いのは、鼠径ヘルニアに対するヘルニア手術となっています。次いで、胆のう結石症などに対する腹腔鏡下胆のう摘出術、結腸がんに対する腹腔鏡下悪性腫瘍切除術となっています。当院では、低侵襲手術である腹腔鏡手術を取り入れており、患者さんの負担を出来るだけ小さくするように努めています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定) 42 3.36 17.83 2.38% 70.21
K0461 骨折観血的手術(上腕、大腿) 39 5.13 25.31 10.26% 79.87
K0811 人工骨頭挿入術(股) 21 3.76 28.86 14.29% 81.95
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) 17 1.24 18.18 5.88% 67.82
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿) 12 1.33 7.08 8.33% 66.33
整形外科の手術で最も多いのは、脊柱管狭窄症などに対する脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術となっております。次いで上腕や大腿部の骨折に対する骨折観血的手術、股関節の人工骨頭挿入術となっております。
血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 44 0.00 1.07 0.00% 71.57
K610-3 内シャント設置術 23 2.52 7.13 4.35% 71.96
K6146 血管移植術、バイパス移植術(膝窩動脈) 18 7.17 26.89 0.00% 72.78
K6145 血管移植術、バイパス移植術(下腿、足部動脈) 13 15.85 50.31 23.08% 74.54
K597-2 ペースメーカー交換術 10 4.30 10.90 0.00% 85.90
血管外科で最も多い手術は、下肢静脈瘤に対して行われる下肢静脈瘤血管内焼灼術となっています。次いで、透析の為の内シャント設置術、閉塞性動脈硬化症などに対する血管移植術・バイパス移植術、ペースメーカ交換術となっています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K347 鼻中隔矯正術 21 1.00 3.24 0.00% 40.71
K3192 鼓室形成手術(耳小骨再建術) 20 0.85 1.15 0.00% 60.20
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 17 1.00 3.59 0.00% 28.41
K3191 鼓室形成手術(耳小骨温存術) 13 0.85 1.15 0.00% 61.77
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 11 1.00 3.55 0.00% 60.45
耳鼻咽喉科で最も多い手術は、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などに対する鼓室形成術(耳小骨再建・耳小骨温存)となっております。次いで、鼻中隔弯曲症に対する鼻中隔矯正術、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃手術、慢性副鼻腔炎などに対する内視鏡下副鼻腔手術となっています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 258 0.00 1.00 0.00% 77.41
K2683 緑内障手術(濾過手術) - - - - -
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) - - - - -
K2172 眼瞼内反症手術(皮膚切開法) - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他のもの) - - - - -
眼科では、白内障に対する手術である水晶体再建術が手術件数の大半を占めています。高齢化に伴い、白内障の手術を希望される患者さんが増えており、当院では2日の入院で白内障の手術を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 28 1.18 4.32 0.00% 76.07
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 12 1.00 3.00 0.00% 71.58
K7433 痔核手術(脱肛を含む。)(結紮術) 11 0.36 1.00 0.00% 70.45
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 11 0.64 5.45 0.00% 72.36
K843 前立腺悪性腫瘍手術 - - - - -
泌尿器科では、内視鏡下で行われる安全かつ侵襲性の低い経尿道的手術を多く行っております。最も多い手術は、早期の膀胱がんに対する膀胱悪性腫瘍手術となっており、次いで、尿管結石に対する経尿道的尿路結石除去術や経尿道的尿管ステント留置術となっております。その他、痔核手術、前立腺悪性腫瘍手術となっています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 15 0.93 1.20 0.00% 68.80
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))) - - - - -
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル以上) - - - - -
乳腺外科では、乳がんに対する手術が大部分を占めており、その内乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))が一番多くなっております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 11 0.32%
異なる - -
手術・処置等の合併症は、透析用カテーテルの閉塞・感染、術創部の感染や出血、などの症例が見られました。合併症はどのような術式でも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。合併症を起こさないように細心の注意を払って施行しています。起こりうる合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術の処置の施行に同意を頂くよう努めています。
更新履歴
2019年9月20日