耳鼻咽喉科

鼻中隔矯正術

左右の鼻のしきりである鼻中隔は、誰にでも少しは弯曲がありますが、弯曲が強いと鼻づまりの原因や副鼻腔炎の原因になります。鼻づまりの症状でよく見られるのは、どちらか片側がつまる、左右交互につまる、両側がいつもつまるなどです。鼻中隔矯正術を行うかどうかは、鼻づまりの自覚症状の程度、鼻腔通気度検査による客観的な鼻づまりの評価、内視鏡検査、CT検査などにもとづいて判断します。また、副鼻腔の内視鏡手術のさいに術野を確保する目的でこの手術を行うこともあります。

通常は、鼻内から鼻中隔の粘膜を切開して行います。一方、鼻中隔軟骨前端部の弯曲が強い場合には、通常の方法で手術をしても弯曲が残ってしまい鼻づまりが改善しないことがあります。 このような場合には、鼻の中の入り口近くの皮膚を切開して前端部の処置ができるような方法を行っており、確実に鼻づまりを改善するように心がけています。

手術自体は、眼や脳などの危険部位には近づかないので比較的安全な手術ですが、必ず骨を削りますので術後の出血や血腫に注意が必要です。このため、術後に鼻腔につめ物をする必要があります。当院では、夜間の疼痛や出血にも安心して対応できるように、原則として数日間入院をしていただいています。また、つめ物を抜くときの苦痛を最小限にするため、ベスキチンを用いるようにしています。麻酔は全身麻酔で行うことが多いですが、局所麻酔でも対応可能です。とくに睡眠時無呼吸がある場合には、全身麻酔のリスクを考慮して多くの場合局所麻酔で行っています。

<症例>

手術前

手術後

手術前

手術後

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