扁桃ラジオ波手術
慢性扁桃炎がある方、睡眠時無呼吸症候群で扁桃肥大が原因と診断され肥満のない方(BMIが28未満の方)に行っています。手術は外来診察室で、局所麻酔で行います。まず表面麻酔のうがいをした後に局所麻酔の注射をして、ラジオ波の電極を扁桃に刺して焼灼をしますが、ほとんど無痛で行えます。術後にのどが腫れますので、原則として片側ずつ行っています。通常日帰りで問題なく行うことができますが、睡眠時無呼吸がある場合には初回のみ1泊入院していただくことがあります。扁桃炎に対する効果は扁桃摘出術に近い効果が得られ、多くの場合、扁桃炎の回数が減少します。
手術前

手術直後(右)
※左は手術ずみ

手術1ヶ月後
扁桃ラジオ波手術を行うためにはラジオ波を発生する器具(ワンド)が必要になります。この器具は保険による給付の対象とならないため、費用を自費で負担していただかなければなりません。このため、混合診療(保険診療と自由診療の併用)となるのを避けるために本治療に関する診療はすべて自由診療(10割自己負担)で行わせていただきます。実際にかかるおよその費用は以下のようになります。
例)初回受診ののち、2回目受診時に右側の手術、3回目受診時に左側の手術を行った場合
初回 13,000円 (問診、診察、内視鏡検査)
2回目 90,000円 (診察、手術、薬処方、器具の費用)
3回目 25,000円 (診察、手術、薬処方、器具は前回のものをガス滅菌して使用します)
【注】初回の診察は、月・水・木・金の午前11時までにいらしてください。
術後出血などのリスクがありますので、遠方の方の手術はお断りする場合があります。